テレビがうちにやってきた

温故知新、歴史を振り返りながら明日を探ろう

テレビがウチにやってきた。イントロ

自分の人生がドラマチックだったとは全く思いません。

どちらかというと危ない事は避ける性格ですしWEBで「株式投資で全部失った!」とか「世界の果てまで旅行しました」的な話をよんですごいなあ...と思うばかりです

ただ自分の生きた時代が、、特に自分の仕事にとって、すごい変化の時代だったことだけは確かだと思います。おそらくこれからのどの時代にも無いほどの変化幅だろうと私は思います。

私はイラストレーターという仕事をしています。してきましたと言った方がいいかもしれません、近頃はそんなに仕事というほどにはしていませんので。

今年で65歳になります。世間的には引退する年齢でしょうか?ハッキリ線を引いて引退するような仕事ではありませんし絵はまだまだ描き続けています。

美大を出てから、どうしても絵を描いて生きていきたいと思いながら暮らしてきました.まだインターネットも無かった頃、情報不足の世の中で絵を描いて生きていくというのは具体的にどうすればいいのかよくワカラナイ、広告やチラシには何か絵が添えられている、それはアマチュアの手によるモノではない、だからどこかにそれを描いてるプロがいるはずだ、それになりたい!....ってそんな感じからでした。

手描きイラスト、エアーブラシによるスーパーリアルイラスト、CGの登場、3DCGから今日ではついにAIイラストまで全部を経験して.....その変化進化を何か記録として書き留めておきたい気がしてこのブログを書く気になりました。

手描き時代を語るともはや「むかしばなし」になってしまいます。クレセントの310番、ファイネストセーブルで一か月かけて描いたような絵が言葉だけで10数秒で出てくる魔法のような現代までがほんの40年ほどの間で変わったというのはやっぱりすごいなと思うし何か書き留めておきたいと思うんですよね。

昔話も描きますけど、今とこれからのお話もしたいと思っています。

よろしくおつきあいください。